こちらは2023年7月14日に善通寺市ZENキューブで開催された香川県Tech系コミュニティ「UdonTech」主催の「ライトニングトーク大会 2023 SUMMER」のイベントレポートです。
2023夏のライトニングトーク大会 後編!
2023年5月にも春大会を開催したUdonTech主催のライトニングトーク大会(略してLT)、7月15日に夏の大会が開催されました。今回の発表者は様々なジャンルから集まった14組!前半、後半に分かれてトークが繰り広げられます。
前編の発表者01〜07はこちら!
UdonTech「ライトニングトーク大会 2023 SUMMER」レポート 〜前編〜
LT有志たち後半グループのご紹介
では前編に引き続き後半グループ7名の熱〜いお話を一挙紹介します!
08.「弱々エンジニアの失敗」
猫とゲーム実況を見るのが大好きな彼女は、ご自身の失敗談と今後の対策をお話ししてくれました。
ある日上司から、シングルボードコンピュータとノートPCをリモートデスクトップ接続してね、と頼まれた彼女。経験あるしすぐ出来るかなと思っていたら、何故か繋がらず・・。自分で考えてネットで調べて、ようやくPWとネットワークを誤っていたことに気づいたそう。
基本的なことかもしれませんが、聴講者の皆さんもあるあるの事例だったようで、うんうんうなずきながら聞き入っていました。
09.「コンテナセキュリティが面白い」
コンテナ仮想化について知っている方〜?から始まったエンジニアの彼。
コンテナ仮想化とは、アプリケーションと実行環境をコンテナという塊に固めて様々なマシンに持ち込み、それぞれ独立した環境で実行する技術。ただコンテナ間でカーネルを共有するのでそのセキュリティ面も考えないといけません。
コンテナ仮想化特有のセキュリティ、難しいですがコンテナを通して仮想マシンやセキュリティ全般を知ることができるし、逆も然りです。知ってることベースで隣の分野のことも一緒に知れる!と楽しまれているようでした。
10.「善通寺×ゲームづくり」
10番目に登場した彼は善通寺市在住のプログラマーさんです。
昨年から香川県ゲーム制作愛好会の讃岐GameNのイベントに参加されています。月に一回高松で開催されている讃岐GameN主催の「ゆるもく会」(皆で集まり各自自分の作業をゆるゆる黙々進める会)、自分の地元の善通寺での開催もしてみたいそうです。
また、善通寺とゲームを組み合わせることで地元を盛り上げたいそう。1年後には讃岐GameNが高松でやっているゲーム作りイベントや商店街のゲーム展示イベントを善通寺でやる!俺たちの戦いはこれからだ!と熱い思いを届けてくださいました。
11.「技術系同人誌を楽しもう」
お次は医療系システムなどのソフト開発エンジニア。LT常連さんの彼は前回大会からの続編です!
今回は技術系同人誌がたくさん並ぶ技術系のコミケ、「技術書典」の出展レポートをしてくれました。ソフトウェア系に限らず工学、理学、法学など様々なジャンルから出展があるそう。
5月、自作のハードウェア関係の本をひっさげ池袋サンシャインシティへ。出典スペースの長机、通常のコミケは半分なのに技術書典は1本丸々使える〜と嬉しかったそうです。本もたくさん並べられますね。著者の方と直接話ができるのが醍醐味のこのイベント。次回は11月開催、出展も参加もまだ間に合いますよ!
12.「モダンなIT企業における最新DX事情」
UdonTech主催の水尾さん登場です。
エンジニア歴12年のうち会社員10年、フリーランスになって1年、そして自社を法人化し1年が経ちました。エンジニア歴の長い社長率いるモダンなIT企業のDX事情・・気になりますね。現在、プログラム開発に加えて最近の仕事で多くのウェイトを占めているのがエンジニア採用。中でもウン百人分の職務経歴書をモニターでひたすら見ていく書類審査作業が30代後半にはきついそうです。
「そこで気づいたのが「印刷」。一周回ってこれです。ペーパーを超えるデバイスはまだ見つからない!以上我が社のDX事情でした」。
なんじゃそら!社長、目をお大事に・・、と会場で聴講していた社員Aはそっと窓の外の遠くの緑を眺めました。
13.「エンジニアとして働き始めて大変だったこと」
2023年初め、新規開発の案件をやってみないかと上司から話があったというエンジニアの卵の彼女。
ある日、コントローラーかいてください、といきなり言われ時間だけが過ぎていく日々だったそう。今は勉強しながらコードの保守を主にやっているそうです。必死で画面を見つめて猫背になるわ、目も疲れるわ、爪と指の間が打鍵により腫れるわ、とエンジニアになって大変な事も多いけれど、自分から積極的に先輩エンジニアへ雑談や相談することが大切だなとか、日記をかいて自分も詰まったことに対してメモをしていこう、など気づきも同時にたくさんあったそうです。
スタンディングデスクにしたら結構辛くてチェアが欲しいんですとお話する彼女に、会場の先輩エンジニアからオ◯ムラ製チェアがおすすめ!という声がたくさんあがり、盛り上がりました。
14.「D-yorozuのご紹介」
14番目最後の発表者は2023年1月に起業、同年3月に香川高専卒業された、とってもお若いCEO!
ハードウェアの制御やAIを使用した分析をされています。猪の箱罠をAIで自動化したり、AI処理した草刈りロボット、介護施設での見守りカメラ、患者さんの腹部の動きを直接読み取る呼吸センサー、駐車場の混雑度発信システムなど、多岐に渡る開発を行っています。
ご実家が農家なのもあり、IoTやAIを農業課題の解決につなげたい、今も実家の田んぼでアイガモロボットで実験して遊んでます、と目を輝かせていました。今後もどんなおもしろい機械を生み出してくれるのか、とっても楽しみですね!
2023年夏LT全メンバー集合!
最後に恒例の記念撮影です。皆さんとっても良い笑顔で、今回のLTも大成功だったのがうかがえます。
この後、ZENキューブの副館長荒木さん(香川県の有名コミュニティマネージャー)が登場、参加者に館内案内をしてくださいました。
今回会場となったZENキューブではこんなイベントもあるようです。今回のLT参加者さんもちらほら見えますね!
【2023.8.12】大人も子供も!ゲーム作ろうで~ 善通寺
当UdonTechのライトニングトーク大会は、エンジニアの方もそうでない方も大歓迎!飛び入りでもOKな自由な場で、和気あいあいと開催しています。
あなたも、会場でその熱気を感じてみませんか?次回も多数のご参加をお待ちしております!