UdonTech「ライトニングトーク大会 2023 SUMMER」レポート 〜前編〜

こちらは2023年7月14日に善通寺市ZENキューブで開催された香川県Tech系コミュニティ「UdonTech」主催の「ライトニングトーク大会 2023 SUMMER」のイベントレポートです。

目次

2023夏のライトニングトーク大会前編!

2023年5月にも春大会を開催したUdonTech主催のライトニングトーク大会(略してLT)、この度、7月15日に夏の大会が開催されました。

初めにUdonTech主催の水尾さんから「東讃から来た人〜? 西讃から来た人〜?」のコールが。

というのも、前回は高松市のデジタルハリウッドSTUDIO高松校で開催されたこのLT、今回は初めて西讃へ進出!

2023年2月に新たな学び・交流の場として善通寺市にオープンした、ZENキューブにて開催されました。

天井の高い開放感ある多目的ホールに参加者のテンションもあがります。

暑〜い夏の日に、さらに熱〜いお話をしに集まってくださった登壇者の方々は計14組!

まずは前半グループの7名から。いよいよ、スタートです。

LT有志たち前半グループのご紹介

01.「Vue2からVue3移行したかった」

今回のトップバッターは、香川県出身のフリーランスプログラマーさん。

こちらSさん、前回5/27のLT大会にも参加してくれました。その際、Vue.jsのライブラリーを6月中にリリース予定と予告されていましたが・・、「6月45日現在(LT開催は7/14)鋭意開発中でございます」と一言目にご挨拶。

会場から拍手と笑いが起きました。

5分間の持ち時間の間に1度は笑いをとるのがLTのたしなみ、早速ばっちりです。

Vue2→Vue3へライブラリ開発途中にバージョンアップしてしまったためその移行作業が思いのほか大変だったそうです。たくさん用意されたスライドがその大変さを物語っていました。

02.「Next.jsでEvernoteの代替アプリを自作してみた」

2人目も前回大会にも参加くださった常連さん、香川のゲーム制作愛好会「讃岐GameN」メンバーです。

今回はゲームの話と変わって、Next.jsでEvernoteの代替アプリを自作してみたとのお話。

以前より愛用していたEvernoteがこの春から価格プランが爆上がりしたこともきっかけで、それなら自分で代替アプリを作ってみようと思ったそうです。

ノートアプリは難易度や機能的にNext.jsの勉強題材としてちょうど良かった、GitHub Copilot は超便利だった、などアプリ開発中も多くの気づきがあったとか。

出来上がったアプリを見た参加者からは、すげ〜にゅるにゅるとよく動いてる〜と感嘆の声が上がりました。

03.「ボランティアのお誘い」

お次は、エンジニアさんのテクニカルなお話からうってかわって「ボランティアのお誘い」からスタートしたNPOどんぐりネットワーク職員さん!

商社マンやマーケティング職を経てたどり着いたのが森林公園職員だったそうです。子供たち向けの自然体験や里山体験のイベントを企画運営して、山に入って楽しそうにたくさん笑う子どもたちに囲まれ、寿命伸びるわ〜と幸せを感じながらお仕事されているそうです。

本題のボランティアとは、子供たちが山へ入る前に危険がないよう木や竹を切って整備したり、倒木があればのこぎりで切って運んだりするそう。最近運動不足で肩凝ってるなあと思う方、ボランティアメンバー大募集中だそうですよ!PC画面ばかりでなく、緑を見に参加してみませんか?

04.「プログラミングを通じて、社会復帰への道を歩み始めたひきこもり」

4人目、とても良い声の彼は、とても心に響くお話をしてくれました。

堂々と皆さんの前で発表する今の姿からは想像できませんが、長年お家にこもっていたそう。ある日、自分が出来ることってなんだろう?と考えたとき、プログラミングなら得意かもしれないと気づいたそうです。そして、どうせならきちんと学びたいとプログラミング教室へ入校する一歩を踏み出したとか。教室には、元ホームレスの人、難病を抱えている人など様々な人がいて、カルチャーショックを受けたそう。

一緒に学ぶ多くの仲間ができ、プログラミングは孤独な作業かもしれないけれど仲間がいれば乗り越えられるんだ、と気付いたそうです。彼はもう孤独な引きこもりではなく、立派なエンジニアとして人生を歩んでいます。

05.「可視化カメラと監視情報の共有システム SpectroGI」

5人目の発表者は香川県の大学発計測産業ベンチャー企業の彼。

国内のプラントでの高圧ガス噴出漏洩事故、年間何件起こっているかと思いますか?

なんとR3年度では事故件数500件以上、死傷者数60人超だそうです。

この方、そんな危険なガス漏洩を可視化するカメラを開発し、人が保安検査をいつまでも続けるのではなくカメラによる死傷者ゼロの新しい労働環境を目指す会社を経営されています。

そんな彼、趣味で作っているというペットボトルフィラメント作成機も持ってきてくれました。海に浮かんでいるペットボトルを使ったり、日々のリサイクルをもうちょっと楽しく!をモットーに、ものづくりも楽しんでいるそうです。

06.「そのプロダクトに愛はあるか」

ソフト開発を行う彼。現在行っているデジタルツインホーム開発のお話をしてくれました。

デジタルツイン、ご存じですか?リアルの現実世界から情報収集をし、バーチャル上で現実と同じ都市や工場を再現してシミュレーションを実施し、また現実世界へフィードバックする、そんな概念です。

ライブをホーム上で臨場感たっぷりに体験できたり、NFTアート作品を飾れたり、ゲームエンジンの当たり判定を利用して家具を避けてロボット掃除機を動かしたりなど、様々な仕様が可能だそう。あなたはどんなデジタルホームが欲しいですか?

07.「むずかしい、だから、つくる。新しいコラボレーションツールNprocの挑戦」

最近香川県に移住したというエンジニアの彼、Nprocというmiro+Notionのコラボレーションツールを開発されているそうです。

このお話を聞いて会場のエンジニアたち、ざわつきました。というものも、このふたつ、明らかにやばい、混ぜるな危険!なものなのです(リアルタイムにシンクするホワイトボードmiro+テーブル、ブロックエディタのNotion)。でも彼のモットーは、「むずかしい、だから、つくる」。サンボマスターのできっこないをやらなくちゃがテーマソングです。
5月リリースのはずが、はや7月。紆余曲折を経てようやく目処がついてきたそうです。

後半グループへつづく!

2023夏のライトニングトーク大会、多種多様、盛りだくさんの内容であっという間に前半グループ7名終了です。

次回は後半グループの皆さんをご紹介します。
こうご期待!

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